鹿児島県出水市に御鎮座される 薩摩二之宮「加紫久利神社」(かしくりじんしゃ)です。
古来「薩摩之国総社」として、尊ばれていました。 御鎮座年代は詳かでないのですが、遠く奈良朝の頃の創建と伝わられます。
 御由緒によると主祭神は「天照大神」(あまてらすおおかみ)であり、神明社です。
その他、多紀理毘売命(たきりびめのみこと) 住吉大神 、八幡大神。
 
 こちらの神社御由緒には多紀理毘売命は「主祭神の天照大神の娘の神」とされています。宗像三女神としてあまりに有名で、神仏習合の「弁財天」信仰の基本となる女神です。(記紀によると「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)との誓約(うけい)によりま天照大神が須佐之男命の持っている十拳剣(とつかのつるぎ)を受け取ってそれを噛み砕き、吹き出した息の霧から以下の3柱の女神(宗像三女神)が生まれた」とあり一般的には須佐之男命のことされている。)

 近隣の薩摩川内市では昔から「カッパ」(センデガラッパ)の地元信仰がありますがこの神社の社殿前に『カッパの銅像』があります。神社との御縁はわかりません。また「かしくり」という変った御神名でしたので少し調べましたが今のところ不明です。(リサーチ不足ですいません)ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

 


 出水市街地を水俣方向に北上してしばらくすると神社の大鳥居が見えてきます。一の鳥居です。

参道は100mちょっとでしょうか。砂利道が整然と続きます。

拝殿前の鳥居です。

 木目の生地がはえる美しい御社殿です。3つの鈴が下がっておりますがその参拝作法が詳しく説明されていました。

南九州に多く見られ馴染みの深い神馬
先にも書きましたが河童の像が。
下は蛙?



  











神社参拝記