温泉の地熱を利用した「砂蒸温泉」で有名な鹿児島県指宿市に御鎮座される「揖宿神社」
(いぶすきじんしゃ)です。鹿児島市内から国道で指宿の市街地方向へ走ると大きな表示看板が見えてきます。この神社は以前からその存在はよく知っておりましたが個人的にはあまりご縁のなかった神社でして、今回がはじめての訪問になりました。
 
 御由緒によると創建は古く天智天皇の御世 慶雲三年といいますから御鎮座1300年余になります。当時は「葛城宮」(かつらぎぐう)と称していたようです。創建後168年には開聞岳の大噴火により『開聞九社大明神』(現在の枚聞神社が御神託をうけ葛城宮に遷宮して『開聞新宮九社大明神』となったようです。(維新後現在の揖宿神社に改称)
その後、当地の有力な豪族である揖宿氏や堀内氏の祖神として、揖宿郷の総氏神様として崇敬者多数で地元でもお参りが絶えません。




 立派な石鳥居です。社史によると以前は木造でしたが、160年本殿造営に伴いあわせてこの石造の鳥居になったようです。肥後の名石工「岩永三五郎翁作。

御拝殿です。社殿の飾りつけも鮮やかです。緑色屋根がまぶしい。
 境内社殿を囲むように
 樹齢1000年級の楠が生茂ってま
す。
 上は「神馬」下は「随神門」

「随神門」の左右の守神






神社参拝記