古くから九州筑後地方の中心として、近年では工業の街として栄えた福岡県久留米市に御鎮座の「高良大社」です。高良山は標高312mとありそれほど高い山でもありませんが、筑前、筑後、肥前三国にまたがる筑紫平野の中央に位置し地勢的に絶好の位置を占めて、古代より宗教・政治・文化の中心として軍事・交通の要綱として歴史上きわめて大きな役割を果たしてきました。御本殿も荘厳な構えであり立派ですし「奥宮」(奥の院・習合時代の名残でそうも言われる)もあり「寅の日」にはこちらの御聖水を求めて沢山の参拝あります。筑後之国一之宮としての貫禄は十二分です。




 大社の玄関口、石造鳥居です。明暦元年(1655年)350年以上の歴史があります。重要文化財指定。

 二の鳥居こちらは比較的新しいもので昭和44年建立。登山参道の入り口です。

 少し登ってみました。標高は高くありませんが急な斜面とご覧のとおりの険しい石段が延々と続きます。参道は緑がいっぱいで爽快です。
参道途中に数々の史跡や摂末社もあります。

 旧宮司邸・蓮台院御井寺跡。明治2年の廃仏毀釈まで高良山仏教の中心地でした。右の鳥居は不明ですがこのお寺跡の前にありました。

 摂社:伊勢天照御祖神社(いせあまてらすみおやじんじゃ)伊勢のお宮です。
参道の少し上がったとこにありあます。

 同行者(?)の体力を考えて2/3位のところで下山。車道からいくこと
に。残念。左は「高良山くんち」の案内。北部九州の秋の御祭り「くんち」
こちらでは例年10月9日から3日間だそうです。


 三の鳥居この石段131段だそうです。これをあがると本殿です。

 やっと着きました。御拝殿です。屋根も柿葺(こけらふき)と社殿は権現造と格調高い。
高良玉垂命(こうらたれたまのみこと)八幡大神、住吉大神。が御祭神です。拝!!















神社参拝記