旧暦の六月(七月)になると夏の風物詩ともいえる「六月灯」が県内各地(一部宮崎県)で始まる。この「六月灯」は、島津十九代藩主久光公が新昌院(現新照院町)の上山寺の観音堂を再建した折,旧暦六月十八日に沿道に燈籠を掲げ道の明かりにしたのが始まりといわれている。他に諸説ありますがこの説が一般的です。
やはり、「鹿児島の夏祭り」としてはこれが代表でしょう。
地元の方言で「ろっがっどう」といいます。
県下では鹿児島市の稲荷神社を皮切りに順次各地で開催されます。
なかでもこの、照国神社での規模が一番で2日の間に三十万人以上ともいわれる参拝者で賑わいます。六月灯当日は周辺道路が歩行者天国になりたくさんの出店屋台がでます。
灯篭の楽しみはやはりオリジナルの絵柄でしょう。
数多くの灯篭が飾られますが、一般の奉納も数多くみられ地元の学校や団体、企業などの絵柄ものが楽しませてくれます。もちろん、その年流行の風俗や時事などを題材にしたものも多数飾られます。
ネットで調べましたら、なんと福岡の太宰府天満宮でも「六月灯」〔(ろっかっとう)と読むそうです〕あるそうです。お祭りの御由緒は祭神・菅原道真の誕生日・6月25日を祝う祭りです。25日夜には、太鼓橋から心字池の周りに巡らされた縄に灯明をともす千灯明(せんとうみょう)が行われるそうです。鹿児島のそれとは関わりがないようですが。
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