鹿児島県鹿屋市吾平町の御陵墓「吾平山上陵」(あいらさんじょうりょう)です。その御霊は鵜戸神宮に御祀りされています。こちらの御陵墓であり、もちろん神社ではありません。がこの地の鹿屋市や近隣の市町村では信仰対象となっています。仕事の同僚で鹿屋出身の方がいましたので地元では初詣はどの神社にお参りするのか聞いてみるとこの「吾平山上陵」であるというのです。大隅半島の中心都市である鹿屋市ではありますが市内やその近郊に大きな神社もなく市民の信仰の対象になるのも頷けます。山陵墓でありながら正月の初詣は3万人の参拝客が訪れるとのことです。
 吾平山陵は通称「鵜戸山」と称しまして、その御陵域は約9.35ヘクタールあります。御陵は全国でも珍しい岩屋の陵になっており、その窟内は、約3アール、約100坪と言われております。窟内には、大小2つの塚があり、大の塚が「鵜草葺不合命」(うがやふきあえずのみこと)で、その東の小の塚はその御妃神「玉依姫」(たまよりひめ)の御陵と言われています。
通常は岩屋前の橋は渡れず一般には開放されておりません。(撮影は夏でした)但し、建国記念日だけは開放されるそうです。

 陵墓周辺は県立大隅広域公園と隣接しており市民の憩いの場となっています。




 通常は岩屋前まで行けません。姶良川からズームで1枚。岩屋奥が洞窟になっているのがわかります。

いつもの宮内庁の表示ありました。 入り口から200〜300mでしょうか、砂利敷の参道が続きます。

 参道に沿って流れる「姶良川」(あいらかわ)と森林から流れるすがすがしいイオンが気分爽快にさせてくれます。

 参道途中に階段があり「姶良川」に降りられるようになっています。伊勢神宮の「五十鈴川岸の御手洗場」のようです。もちろんこちらで清めました。この川の水は大変おいしくペットボトルでいただいてまいりました。

 手前からみる岩屋です。突き当たりになっているようですが川の主流はどうなっているのでしょうか?

 岩屋手前の賽銭箱です。
これから先は侵入禁止です。
手前からまたズームUP
 














神社参拝記